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Epoh.Lifeブログ

「リワークなんて意味がない」と思った最初の経験~自己評価と他者評価のギャップ

2026-06-25
「もう働けるのに…」と思いながら悩む休職中の女性のイラスト
「リワークなんて意味がない」 当時の私は、本気でそう思っていました。

1.リワークなんて意味がない?

Googleなどで「リワーク」を検索すると「リワーク 意味がない」「リワーク しんどい」という検索ワードが目に入ります。

今は支援者として、生活訓練事業所、リワークを運営している身です。
「自分たちの事業所がそう思われないようにしないと…」
まず最初にそんな気持ちになります。


ですが一方で、自身のうつのリカバリー経験を改めて振り返ってみると、
「リワークなんて意味がない」
私自身、そう感じたことが何度もありました。


理由は1つには限りません。

そこで、かつての当事者としての自分がどんな時に「意味がない」と思ったか、整理してみたいと思いました。

まずは、私が最初に

「リワークなんて意味がない」

と思った経験から振り返ってみたいと思います。

2.「リワークなんて意味がない」と思った最初のエピソード
一番最初のエピソードは、
主治医から言われたこんな言葉だったと記憶しています。
「あなた、リワークに行きなさいよ」

会社を休んで2年近く仕事から離れて

『もう、うつから脱した』

『もうそろそろ職場に戻るか』
そう思っていた時でした。

『なに、リワークって?』
『なんで、自分がそんなところに行かなきゃいけない?』
『そんなところに行く意味があるの?』
そんな思いが頭に浮かんだのを覚えています。

自分としては
『もう働けるよ!』
という自分の気持ちに水を差された思いでした。
ですが今考えると、主治医の言葉ってとても説得力があるんだなと思います。

イヤイヤながらも
『でもしょうがないか… 先生が言うなら』
と、リワークの利用を申し込んだわけですから。

そんな態度だった私はリワークの初回面談で主任にこう質問しました。

私「ここのリワークって、どのくらいで卒業できるんですか?」
主「そうですね プログラムは4か月ほどで一周します。」
「でも卒業は平均で8か月といったところです」

私「そうですか…」
『8か月?? 長いよ まぁ自分は1クールの4か月で卒業だな』
勝手にそう決めていました。


3月にリワークの利用を開始…
生活リズムは整い、リワークは無遅刻無欠席
活動記録表という記録表を書き、
認知行動療法という勉強をして、
「ふーん なかなか面白いね。役に立ちそうだ」
そんな風には思っていました。

ですが、約3か月が経過した6月

私は、誰に相談することもなく、
本社の総務部長に直談判に行きました。
言葉は覚えていませんが

「リワークに3か月通って、もうすぐ4カ月でプログラム一周する。
だから、7月からはもう復職するから」

私は10分で話が付くと思っていたのですが、
部長は大反対 
2時間近くの話し合いの末…
大きな衝突…
(経緯は省略します)
翌日からうつが再燃しました。

後日、主治医に訴えると、
「復職って、あなたが勝手に決められることじゃないのよ」
怒られたのも記憶にあります。

『なんで 誰もわかってくれないんだ!!』
そんな思いでした。

その後、うつから回復してリハビリ出勤まで約半年を要しました。
また、これ以外にも紆余曲折を経て、
最終的にリワークは2年強、行くことになりました。


3.今振り返ると
今振り返ると、主治医からリワークを勧められた時の私は、
「自分は働ける」
そう確信していました。
実際、生活リズムは整い、リワークも無遅刻無欠席でした。
リワークに通う前は、週5日は図書館まで片道5kmを歩いていました。

「もう大丈夫」
そう思うのも無理はなかったかもしれません。

ですが一方で、
会社も、
主治医も、
私とは違う評価をしていました。
当時の私は、「なんで、わかってくれないんだ!」
そう苛立っていました。

今思うと、私が気付かなくてはならなかったのは、
うつから回復した私が戻る先は、「社会」であり、「会社」だったということです。
私が不在にしていたにもかかわらず、会社は回っていました。
誰かが私の穴を埋めてくれていました。
誰かが、私を助けてくれていたんです。

社会に戻るということは、色々な人と協力しながら、生きていくことなのだと思います。
だとしたら、戻れるかどうかは、私一人で、私の主観だけで決めることでもありませんでした。

この点、当時の私は、
「今、自分が働けるか」
を考えることで精一杯でした。
周りの方達の気持ちにまで思いを向ける余裕はありませんでした。

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