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Epoh.Lifeブログ

セルフモニタリング3 ~他者視点と障害の受けいれ~

2026-05-23
他者視点と障害受容をテーマにしたセルフモニタリングのイラスト
セルフモニタリング:自分を振り返り、自分に気づくこと

セルフモニタリングについてはこれまで、

1.体調等のデータ的なセルフモニタリング

2.認知行動療法的なうつに陥りやすい考え、行動の癖のセルフモニタリング

を紹介しました。


ですが、私自身はこれらをリワークで取り組み、卒業してもなおうつが寛解したと自分でいえるのはずっと後年のことでした。


リワークに通い始めて1年後、卒業レポートで作った再発予防策に自信を持ちながらリハビリ出勤を始めます。

ですが、会社にはなじめずに1か月程度でうつは再燃。
9か月近く低空飛行を続けて、ようやく回復し始めるという経過をたどりました。

ある朝、リワークに向かって歩いていた途中で、突然、天から降ってきたように考えが浮かびました。


「自分は、会社で人を採用する立場だ…」

「今、自分が採用してほしいと言ってきたら、私は自分を採用する?」
・・・

「絶対に無理だ…

出社しても仕事はミスはする…

疲れたと言ってすぐに休む…

それなのに『自分は治ってる!』と言い張って周りを困らせて…」

涙が出るほど衝撃でした。


会社の部長に連絡をしたところ、時間を取ってじっくり話を聴いてくれました。

「ようやく気づいたか。何年待ったと思ってるんだ」


「今まで、自分は見たくないものに蓋をしていた。」

「自分は弱かった。弱い自分を見たくなかった・・・」

そう吐露したのを覚えています。


このエピソードは、私にとって2つの大きな意味があります。


1つは「他者視点」

2つ目は「障害の受けいれ」です。


1.他者視点


まず大きかったのは、これです。


うつで強い思い込みで視野が狭まっているとき、

周りや、他人の気持ちに気付く余裕がなく、

自分のことにばかり目が行きがちです。


そんな時に、他者視点に立って考えると、視野が広がります。

今でも、何か強い思いに囚われた時にこの視点で考えてみます。
そうすると、自分のことしか考えられなくなっている自分に気付くことが多々あります。


他者視点は、Epoh.Lifeのトレーニングにも取り入れています。


2.障害の受けいれ

他者視点で自分を客観視した時…

「もう大丈夫! 働ける!」
そう思っていた自分が崩れ去りました。
私が初めて、自分の障害とまともに向き合った瞬間だったと思います。


「自分はみんなを守れるくらい強くなければいけない。

そうでなければ、みんなが離れていってしまう」
私が思い込んでいた、うつの当時の強い価値観です。


ですが、強くもないのに強いふりをして、

周りの気持ちを顧みることもできなければ、
信頼は得られるはずもありません。


リカバリーに向かうためには、今の自分を知ること。
今の自分をしっかり見ないことには、どこを改善していったらいいかもわかりません。

自分は弱いんだ、ということと向き合って、
そこから一歩一歩ゆっくりと時間をかけて、寛解に向けて進むしかなかった。

そう思います。

見たくない現実の弱い自分の姿を見る。
辛い作業ですが、これもまた大切なセルフモニタリングの1つだと私は感じます。

ここまで来ると、極めて個人的なエピソードです。
あらゆる人にとって必要な話ではないでしょう。

でも、私にとってはこのエピソードが寛解へのターニングポイントだったと今思っています。


セルフモニタリングとは、自分を振り返り、自分に気づくことだと考えます。

それは気分や睡眠のようなデータかもしれません。

認知や行動の癖かもしれません。

時には、見たくない現実の自分かもしれません。

そうした気づきを通して自己理解を深め、セルフコントロールにつなげていく。

Epoh.Lifeでは、その広い意味でのセルフモニタリングを大切にしています


株式会社ケイヨウケアインテリジェント
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