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Epoh.Lifeブログ

船橋市にある生活訓練事業所Epoh.Lifeのブログです。
Epoh.Lifeでは、認知行動療法(CBT)やWRAPなどを活用しながら、
・リワーク
・再発予防
・セルフモニタリング
・ストレス対処
・働き続けるための準備
などの支援を日々取り組んでいます。

このブログでは、日々気づいたこと、感じたこと、自身のリカバリー経験、認知行動療法やWRAPのこと等、色々織り交ぜながら、リカバリーをテーマに綴っていこうと思います。
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セルフモニタリング4 ~社会の中で生きる

2026-05-26

「自分を自分が採用するだろうか?」


この自問自答は、


うつが治っていないのに、「もう治った」と思い込もうとしていた私


自分が見ることを避けていた、弱い自分を直視することに繋がりました。


これもセルフモニタリングの1つだと感じています。


1.他者視点による自分の客観視


2.弱い自分、見たくない自分と向き合う障害の受容


自分でたどり着いた大切な気付きでした。


でも、私のうつの寛解にはもう1つ、自分についての気づきが足りませんでした。


前回のエピソードには続きがあります。


「自分は弱かった。弱い自分を見たくなかった・・・」

「ようやく気付いたのか」


耳を傾けてくれた部長に対して私は話しました。


「自分は強くなりたかった」


「70キロのおもりが落ちてきて、自分はうつになってつぶれた」

「50キロだったら支えられたのに」

「なのに、学ぶのは対処、対処、対処」
「うつになった皆さんは頑張ったんだから5割、6割で生きましょう」

「そんなもの、糞くらえだ」

「自分は心の体力をつけたかった」

「51、55 徐々に上げていって70キロをいつか支えられるようになりたかった」


静かに聞いてくれていた部長は言いました。


「お前は70キロを持てるようにはならないよ」

「お前はアスリートじゃないだろ」

「人が持てる限界って決まっているんだよ」


「でもな、会社をやっていれば、必ず100キロは落ちてくる」

「その時お前は、それを絶対に落としちゃいけないんだ!」

「で、100キロが落ちてきて、お前はどうするんだ?」


「… … …」


「みんなに支えてもらえばいいじゃないか」


「あぁ…」


「でもな、人の忠告を聞き入れない」

「人に対する感謝もない」

「そんな俺様を誰が支えたいと思うんだ?」

「出直してこい」


「感謝がない」も「俺様」も、何年も前から言われ続けていました。

言われていることは、頭ではわかっているつもりでした。


でも、やっぱり

「俺様ってなんだ?」

「感謝ってなんだ?」
よくわからずじまいでした。

リワークで他の方に尋ねていたのも覚えています。


「認知行動療法でやったっけ?」

そんなことまで大真面目で考えていました。


今でも、私にとってのテーマです。

当時から10年以上経過して、今現在私がたどり着いているものについて整理してみます。


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セルフモニタリング

リカバリーにとって本当に大切な取り組みです。

今でも、そう思います。


ですが、「自分 自分 自分」

自分を掘り下げていけばいくほど、何かが抜け落ちていっていました。


リワークの卒業レポートは、セルフモニタリング・セルフコントロールについて書き連ねています。
今読んでも、セルフモニタリングの章はよくできています。

でもセルフコントロールの章には、支えてくれた方たちへの感謝の気持ちや気遣いが圧倒的に欠けていました。


だから孤立して、孤独感に陥り、うつが再燃した。

そのことに、当時気づきませんでした。

当時は、他者視点を持つことや障害受容については自分でたどり着いていました。

ですが、人への感謝や気遣いについては、自分ではたどり着けませんでした。 

私にとって寛解に向けての最後の気付きは、
人への感謝の気持ちを欠いていたことでした。

人は一人で生きてはいません。
うつが治ったとして、自分が戻っていく先が社会である以上、
親、友人、主治医、そして自分が抜けた穴を埋めてくれた会社のスタッフ…
いろいろな方から助けられて今の自分があります。
私は、そうした方々への感謝の気持ちなくして、
社会の一員として戻ることは難しかったと今思います。

そして、自分がどう生きていきたいか。
この問いは、セルフモニタリングの先にある、セルフコントロールへ繋がっていきます。

セルフモニタリング3 ~他者視点と障害の受けいれ~

2026-05-23

セルフモニタリングについてはこれまで、

1.体調等のデータ的なセルフモニタリング

2.認知行動療法的なうつに陥りやすい考え、行動の癖のセルフモニタリング

を紹介しました。


ですが、私自身はこれらをリワークで取り組み、卒業してもなおうつが寛解したと自分でいえるのはずっと後年のことでした。


リワークに通い始めて1年後、卒業レポートで作った再発予防策に自信を持ちながらリハビリ出勤を始めます。

ですが、会社にはなじめずに1か月程度でうつは再燃。
9か月近く低空飛行を続けて、ようやく回復し始めるという経過をたどりました。

ある朝、リワークに向かって歩いていた途中で、突然、天から降ってきたように考えが浮かびました。


「自分は、会社で人を採用する立場だ…」

「今、自分が採用してほしいと言ってきたら、私は自分を採用する?」
・・・

「絶対に無理だ…

出社しても仕事はミスはする…

疲れたと言ってすぐに休む…

それなのに『自分は治ってる!』と言い張って周りを困らせて…」

涙が出るほど衝撃でした。


会社の部長に連絡をしたところ、時間を取ってじっくり話を聴いてくれました。

「ようやく気づいたか。何年待ったと思ってるんだ」


「今まで、自分は見たくないものに蓋をしていた。」

「自分は弱かった。弱い自分を見たくなかった・・・」

そう吐露したのを覚えています。


このエピソードは、私にとって2つの大きな意味があります。


1つは「他者視点」

2つ目は「障害の受けいれ」です。


1.他者視点


まず大きかったのは、これです。


うつで強い思い込みで視野が狭まっているとき、

周りや、他人の気持ちに気付く余裕がなく、

自分のことにばかり目が行きがちです。


そんな時に、他者視点に立って考えると、視野が広がります。

今でも、何か強い思いに囚われた時にこの視点で考えてみます。
そうすると、自分のことしか考えられなくなっている自分に気付くことが多々あります。


他者視点は、Epoh.Lifeのトレーニングにも取り入れています。


2.障害の受けいれ

他者視点で自分を客観視した時…

「もう大丈夫! 働ける!」
そう思っていた自分が崩れ去りました。
私が初めて、自分の障害とまともに向き合った瞬間だったと思います。


「自分はみんなを守れるくらい強くなければいけない。

そうでなければ、みんなが離れていってしまう」
私が思い込んでいた、うつの当時の強い価値観です。


ですが、強くもないのに強いふりをして、

周りの気持ちを顧みることもできなければ、
信頼は得られるはずもありません。


リカバリーに向かうためには、今の自分を知ること。
今の自分をしっかり見ないことには、どこを改善していったらいいかもわかりません。

自分は弱いんだ、ということと向き合って、
そこから一歩一歩ゆっくりと時間をかけて、寛解に向けて進むしかなかった。

そう思います。

見たくない現実の弱い自分の姿を見る。
辛い作業ですが、これもまた大切なセルフモニタリングの1つだと私は感じます。

ここまで来ると、極めて個人的なエピソードです。
あらゆる人にとって必要な話ではないでしょう。

でも、私にとってはこのエピソードが寛解へのターニングポイントだったと今思っています。


セルフモニタリングとは、自分を振り返り、自分に気づくことだと考えます。

それは気分や睡眠のようなデータかもしれません。

認知や行動の癖かもしれません。

時には、見たくない現実の自分かもしれません。

そうした気づきを通して自己理解を深め、セルフコントロールにつなげていく。

Epoh.Lifeでは、その広い意味でのセルフモニタリングを大切にしています

セルフモニタリング2 ~認知行動療法とセルフモニタリング~

2026-05-19

前の記事では「セルフモニタリング=自分自身を振り返ること」
Epoh.Lifeの中核概念と位置づけているとお話ししました。
なぜ、そんなに大切なのでしょうか。
私自身のリカバリーの経過を例に掘り下げてみます。

1.うつ・双極性障害からのリカバリー経験


精神疾患以外の病気、ケガ、疾患については、

受診して、お医者さんのいうことを聞いて薬を飲んで安静にして…

そうすることで、順調によくなっていく経験をしてきました。


ですが、うつ(双極性障害)は、そういう経過をたどりません。


(1)うつの当時の自分の思い
うつの強い症状は、休養、服薬で改善していきました。


そうすると、
『もう自分は大丈夫!仕事もできる!』と考え、

復職しようと動き、周囲から止められました。


『なんで、自分のことをわかってくれないんだ』

苛立ち、絶望感、孤独感


復職の失敗は、何度も繰り返され、失敗体験として積み上がりました。
うつの再燃、再発です。

(2)今振り返ると
①リワークに行きなさいと主治医に言われたとき

「なんで そんなところに行かなきゃいけない? もう回復しているのに」


②リワークに通い始めて3か月 
『もうほぼプログラムを終えるから、復職できるよね!』
会社に直談判し、
「ちゃんと治してから会社に来なさい」
衝突してうつが再燃しました。

他にもこのようなことが何度も繰り返されます。

(3)何が起きていたか?

「自分はもう治った(働ける)」

節目節目でそう自己評価をしていましたが、実際の自分の状態とはズレがありました。

「自己理解が不十分だった」
そう思います。

そして、これらのエピソードには自分に特有のパターンがあります。

その特有のパターンを見つけるのに役立ったのが認知行動療法です。

(4)認知行動療法と自己理解

リワークで認知行動療法に取り組み、私のうつの背景に以下のような価値観があったことに気付きました。

「弱い自分には価値がない 」
「強くあるべき」
「強く見せないと、みんなが離れていってしまう」


このような思いは、「焦り」の感情に繋がり、

強引な復職という無理な行動に出る。

否定されると気分が落ち込み、うつが再燃する。


後悔、反省、反芻(ぐるぐる思考)に陥る。
反芻は、次どうしようという問題解決ではなく、現実を見ないようにする回避の行動パターンでした。


このような自分に固有のうつになりやすい考え方の癖、行動のパターンをリワークでじっくり整理しました。

2.セルフモニタリングと自己理解(まとめ)
そもそも「自己理解」とは何でしょうか?

Epoh.Lifeでは、セルフモニタリングを通して「自分についての様々なことに気付いていくこと」を自己理解と考えています。

そのため、セルフモニタリングを次の2つの視点で考えています。

①前回紹介したセルフモニタリングシートでは
・気分の浮沈み
・疲労感
・睡眠時間
等のデータ的な記録と振り返りを紹介しました。
これらの振返りは大切ですが、主に現状のうつ症状の把握に通じるものです。

②認知行動療法を通した自己理解
ですが、自分がうつに陥るきっかけ(引き金)や再燃、再発のパターン
これはデータ的に表現するのは困難です。


それを整理するものが認知行動療法でした。

認知行動療法は、自分がうつに陥りやすい場面に焦点を当て

・思考(何を考えていたか)
・気分(焦り、不安、苛立ち等)
・行動(強引な言動、現実回避等)
・身体(胃の痛み、疲労感等)
をチェックします。
これを繰り返し反復・継続することで、自分のうつに陥る傾向に気付けるようになりました。


エポライフがセルフモニタリングを大切にしているのは、
自分のことについて
データ的に測定できるものだけでなく、
うつに陥りやすい自分の考え方の癖や行動パターンを分析することが、
うつからのリカバリーを果たすために必要

そう考えているからです。

セルフモニタリング1 ~自分を振り返る~

2026-05-12
セルフモニタリング・セルフコントロール
Epoh.Lifeの支援の中核概念・コンセプトとなる大切にしている言葉です。

「セルフモニタリング」「セルフコントロール」の両方を一気に説明するのは難しそうです。

まずは、セルフモニタリングについてエポライフでどう扱っているかを考えていければと思います。

セルフモニタリング(一般的な意味)
セルフモニタリングとは、一般的には、自分の心や身体、考え方や行動の状態を観察することです。

エポライフで扱っている認知行動療法でも、
自身の思考
感情
行動
身体の状況
を観察することが、まずは基本です。

セルフモニタリングシート
エポライフでは、セルフモニタリングシートというシートを使って
日々の気分の浮沈み
疲労の強弱
睡眠時間
を視覚的にグラフ化。

そのとき何があったかを短くコメントする形で記録してもらっています。

これを継続することで
今日現在~数日
数週間
数か月単位
での自分の気分の浮沈みを把握できます。

セルフモニタリングシートを書くとえられる次のようなメリットがあります。

1.定期面談で最近のその方の気分の浮沈みを話し合うことにとても役立ちます。

2.エポライフは生活訓練の事業所です。
「生活」について取り組んでいくのであれば、
エポに通所しているときのことだけではなく、
一日を、一週間をどう過ごしているかもトータルで把握すること
が大切だと考えています。

だから通所していないときの気分の浮沈みも
トータルで把握してもらうことが、
有効な支援に繋がっています。

セルフモニタリング=自分を振り返る

但し、セルフモニタリングシートの記載は、強制はしていません。

苦手な人だっています。

「気分を数字にするってどうやるんだろう?」
そう考えると悩んでしまってセルフモニタリングをつけることが苦しくなる人もいます。

手帳型のカレンダーの日付欄に〇×△をつけるのがあっている人もいます。

スマートウォッチで記録を取るのだっていいんです。

セルフモニタリングの形は人それぞれです。

大切なのは、自分のことを少しずつ振り返ってみることだと思っています。

生活訓練事業所Epoh.Lifeとは(ブログ始めました)

2026-05-11

1.生活訓練と就労移行支援

Epoh.Lifeは、精神疾患・精神障害などによって、生きづらさや働きづらさを抱えている方のための生活訓練事業所です。

認知行動療法やWRAP(元気回復行動プラン)なども活用しながら、メンタル不調との付き合い方や、リカバリーをサポートしている事業所です。

「生活訓練」という言葉は、あまり聞きなれないかもしれません。

障害者総合支援法では、「自立した日常生活又は社会生活ができるよう、生活能力の維持・向上のために必要な支援、訓練」とされています。

「生活訓練事業所」 は時折、同じ障害福祉サービスの「就労移行支援事業所」と比較されます。

ですが、初めて知った方からは、よく「就労移行支援の前段階の事業所ですか?」と尋ねられます。

また「就労移行支援には通えなかったために利用する場所」というイメージを持たれ、生活訓練を利用することに躊躇したり、落ち込んだりする方もいます。

確かに「前段階」に利用する方もいます。

ですが、生活訓練と就労移行支援は「上下関係」にあるわけではなく、役割の異なる支援です。

就職準備に力を入れる支援が必要で就労移行支援を必要とする方もいます。

Epoh.Lifeは、「長く安定して生活し、働き続けるために、メンタルヘルスや生活の安定、再発予防に重点を置いた支援が必要」そう感じる方のための訓練事業所です。

お一人お一人が何を今選択する必要があるのか。それに応じて選択していただければと考えています。

2.Epoh.Life開設の背景

私はかつて双極性障害と診断され、再び仕事に就くまでに約7年かかりました。

仕事再開にあたって、最初に携わったのが障害福祉サービスで、就労移行支援事業所でした。

就労移行支援ではPC等のビジネススキル、コミュニケーション、報連相、就職活動などの様々なプログラムを経て就職します。

就労移行支援に携わって強く印象に残ったのは、訓練を経て就職した方が、数か月で調子を崩し休職する姿でした。

何とかしたくて、自身のリカバリーに最も必要だったメンタルヘルスのプログラムを週に1回担当させてもらいました。

認知行動療法、WRAP等に取り組んで半年ほど経過した時、これらのスキルは役立っているかを面談で尋ねました。

「うーん…なんかいい話を聴いたとは思うけど…よく覚えていない」

 『知識だけは忘れてしまう。自分自身の気分をコントロールできるスキルや習慣を着実に身につけてから就職や復職をするのでないと、長く働き続けることは難しい。』

知識を得るための講義だけでなく、メンタルヘルスに関しての反復継続する訓練が必要でしたが、それを週1回のプログラムだけではやり切ることはできませんでした。

そう感じて、2020年4月、生活訓練事業所Epoh.Lifeを船橋市本町に開設しました。


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株式会社ケイヨウケアインテリジェント
〒273-0005
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FAX.047-426-0229
1.居宅介護支援事業
2.家政婦(夫)紹介事業

生活訓練事業所Epoh.Life
〒273-0005
千葉県船橋市本町3丁目6番14号
TEL.047-406-4342(FAX兼用)

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